女性に多い「低血糖」の正体|健診では見つからない不調の原因【医師監修】

頭痛や強い眠気、理由のわからないイライラが続くのに、健診では「特に異常はありません」と言われた経験はありませんか。こうした不調の背景に、血糖値の変動(低血糖)が関係している可能性があります。特に女性は、生活習慣やホルモンの影響を受けやすく、一般的な健診では捉えにくい不調が起こることがあります。

目次

原因1:不適切な食事習慣と過度なダイエット

食事を抜く、糖質を極端に制限する、炭水化物(白米、麺類、パンなど)中心の食生活、甘い物に偏った食生活は、血糖値の急上昇と急降下を招きやすくなります。この血糖変動が、だるさや集中力低下、眠気につながることがあると報告されています[1]。

原因2:女性ホルモンの変動と自律神経の乱れ

月経周期や更年期に伴う女性ホルモンの変動は、インスリン感受性や自律神経の働きに影響を与える可能性があります。その結果、食後の眠気や気分の変動が強く出る方もいます[2]。

原因3:ストレスによる副腎疲労とエネルギー代謝の低下

慢性的なストレスは、エネルギー代謝に関わるホルモンバランスを乱し、低血糖に似た症状を引き起こす場合があります。疲労感や集中力低下が続く背景として重要な要素です[3]。

原因4:女性特有の「筋肉量不足」と「鉄欠乏」

筋肉は糖を蓄える役割を担っており、筋肉量が少ないと血糖の安定性が低下しやすくなります。さらに鉄欠乏が重なると、めまいや倦怠感が強くなることがあります[4]。

あなたは大丈夫?日常生活で感じる低血糖のサイン

空腹時の手の震え、冷や汗、急な眠気、イライラ、集中力の低下などが繰り返される場合は注意が必要です。

低血糖を予防し、安定した毎日を送るための食事ケア

食事を抜かず、サラダなどの野菜・たんぱく質・低GIの炭水化物を組み合わせた食事を意識することが、血糖の安定につながると考えられています。

まとめ|繰り返す不調は専門クリニックへ相談を

これらの症状を「体質だから」と自己判断せず、続く場合は医師による評価が重要です。汐留ガーデンクリニックでは、オンライン診療による体調相談や検査のご案内も行っています。気になる不調がある方は、お気軽にご相談ください。

参考文献(脚注)

[1]Ludwig DS. The glycemic index. JAMA. 2002
[2]Mauvais-Jarvis F. Estrogen and glucose homeostasis. Endocr Rev. 2011
[3]Chrousos GP. Stress and disorders of the stress system. Nat Rev Endocrinol. 2009
[4]Haas JD, Brownlie T. Iron deficiency and reduced work capacity. J Nutr. 2001

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