海外渡航ワクチンのご案内

2022年05月11日

当クリニックでは、海外旅行や海外出張をされる方への予防接種を行っております。

最近では、アジアやアフリカなどの複数の国に出張されるビジネスマンが増えてきており、

そういった方々は感染症にかかるリスクも高くなります。

海外渡航前に感染症対策として予防接種を受けることをお勧めします。

 

当院の海外渡航ワクチンの特徴


当日予約・当日接種可能となっております。

当クリニックで予防接種を受けた方に、海外でも予防接種歴がわかるように英文の

「ワクチン手帳」をお渡ししています。

また、海外渡航時のかぜや下痢などの「常備薬」(自費)も処方いたします。

 

渡航場所推奨ワクチン


東南アジア

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、狂犬病、腸チフス

フリカ

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフス、髄膜炎菌髄膜炎、黄熱ワクチン

北米

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病

南米

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフス、髄膜炎菌髄膜炎、黄熱ワクチン

 

ワクチン接種間隔


疾患名

A型肝炎

接種回数

3回

2回目

2~4週目

3回目

6~12か月後

有効期間

5~10年

B型肝炎 3回 4週目 6~12か月後 5~10年
破傷風 3回 4週目 6~12か月後 10年
狂犬病(輸入) 3回 1週目 3~4週目 2年
日本脳炎 3回 1~4週 1年後 4~5年

 

取り扱いワクチン一覧料金表

※表示価格は税込価格です。

A型肝炎          ¥8,500

B型肝炎          ¥7,000

日本脳炎         ¥5,500

破傷風          ¥4,000

狂犬病          ¥15,400

風疹           ¥6,600

麻疹           ¥7,500

MR(麻疹・風疹混合)  ¥9,900

インフルエンザ      ¥3,600

ポリオ          ¥9,500

水痘(水ぼうそう)    ¥7,700

おたふくかぜ       ¥7,150

肺炎球菌         ¥9,900

高山病予防薬(ダイアモックス) ¥3,85010錠)

※カウンセリングのみの場合、カウンセリング料として3,300円かかります。

 

予防接種の種類によっては、数回(2〜3回)接種する必要のあるものもあります。海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3カ月以上前から)、医療機関や検疫所で接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください。

 

 


破傷風 

破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は土や泥に触れた傷口から感染するので、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人に推奨しているワクチンです。特に途上国ではけがをしやすく、発症すると命にかかわることもあるので、接種を検討してください。破傷風ワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)に含まれていますので、定期予防接種を受けている方は20代前半までは免疫がありますので接種不要です。その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。

A型肝炎          

A型肝炎は食べ物から感染するウイルス性の病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。途上国に一カ月以上滞在する方におすすめするワクチンです。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。

狂犬病

狂犬病は、発病すれば治療方法がなく、ほぼ100%が死亡する病気です。犬だけでなくキツネやアライグマ、コウモリなどの動物に咬まれることによって感染する危険性が高く、長期滞在、研究者などの動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、奥地・秘境探索などを目的とした方に推奨するワクチンです。ワクチンは4週間隔で2回接種し、さらに6か月から12か月後に3回目を接種します。3回のワクチン接種後、6か月以内に咬まれた場合には0日(咬まれた日)、3日の2回の接種が必要です。また、6か月経過後に咬まれた場合には0日、3日、7日、14日、30日、90日の6回のワクチン接種が必要です。

日本脳炎         

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって起こる重篤な急性脳炎で、死亡率が高く、後遺症を残すことも多い病気です。流行地(東アジア、南アジア、東南アジア)へ行く人におすすめするワクチンです。ワクチンは1~4週間間隔で2回接種し、1年後追加接種を1回します(基礎免疫が完了)。基礎免疫の完了後は、1回の接種で4~5年間有効な免疫がつきます。

B型肝炎               

輸血などの血液を介した感染が過去に問題とされていましたが、現在ではB型肝炎の母親から生まれる新生児期を中心とした感染と、思春期以降の性行為(唾液や体液の濃厚接触)を通じた感染の2つが主な原因となっています。海外で医学的な治療や歯科治療などの、血液に触れるリスクがある方には特にお勧めです。また、留学の際に接種の要求や証明を求められる場合もございます。ワクチンは4週間間隔で2回接種し、さらに、20~24週間後に1回接種します。

ポリオ(急性灰白髄炎)

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。ポリオが流行している南アジアやアフリカなどの国を渡航する人は追加接種の検討をお勧めします。WHOでは、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をすすめています。特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いため海外に渡航する場合は流行国であるかを問わず、追加接種を検討していただくとより安全な旅となります。

黄熱    

黄熱は黄熱に感染した蚊に刺されることで感染するウイルス性の感染症で、アフリカおよび南アメリカの熱帯に常在します。流行時や免疫を持たない渡航者などでは致死率が60%以上にもなることもあります。該当する地域に渡航する方にはおすすめするワクチンです。入国条件として国際予防接種証明書の提示を要求する国もありますので、検疫所で確認して下さい。黄熱予防接種証明書は接種後10日目から10年間有効です。

ジフテリア      

ジフテリアは、患者の咳やくしゃみなどの飛沫を介して、人から人に感染します。1−10日の潜伏期間の後、発熱、のどの痛み、倦怠感等の症状が現れます。ロシア、東ヨーロッパに長期滞在する方におすすめするワクチンです。日本では予防接種法での3種混合ワクチン(破傷風・ジフテリア・百日咳)に含まれていますので、12歳の時に定期の予防接種で受けていれば、20歳代前半くらいまでは免疫があります。

麻疹    

麻疹は「はしか」とも呼ばれる麻疹ウイルスによる感染症です。患者の咳やくしゃみからの飛沫感染や感染者に接触することによる接触感染があります。麻疹は世界中で流行しており、麻疹にかかったことがなく、予防接種を受けたことがない方、また予防接種を受けたかどうかわからないという方は、海外渡航前に麻疹予防接種(あるいは、麻疹風疹混合ワクチン)を受けることをおすすめします。

 

高山病予防薬(ダイアモックス)

登山前日より服用開始 到着3日後まで

1日2錠服用

副作用:電解質異常、肝障害など

 

ご予約方法


お電話、メール、ホームページからご予約可能となっております。

TEL:03-5537-8080

Web:https://www.shiodomegc.com/monshin/

Email:info@shiodomegc.com

 

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